私、苗字名前は新1年生として誠凛高校に入学しました!!
成り行きでバスケ部のマネージャーになっちゃって、最初は「私のゲームの時間が・・・!」とか思ってたけど、最近ではバスケ部に入って良かったと思ってます。
な・ぜ・な・ら
黒子くんと火神くんの初々しいラバーを近くで見ることができるから・・・!
私、絶対二人は相思相愛だと思うの。でもなかなか二人とも素直になれないから、私が二人の恋を応援します!!
「・・・とは言ったものの、どうやって二人に素直になってもらおう。やっぱ恋のライバル出現!とか?・・・その辺に美少年いないかな〜。っでその人が黒子くん好きになってくれれば火神くんも焦って素直になってくれると思うんだけど・・・」
水道でボトルを洗い、名前ちゃん特製ドリンクを作る。
その時、急に後ろで女の子達の悲鳴やらなんやら黄色い声が聞こえてきた。
「何事?」
だが、名前はたいして気にすることもなく大量に作ったドリンクを手に体育館に向かった。
「・・・・あ!そこの女の子!」
かっこよさそうな声が聞こえたが、自分が呼ばれることはないだろうと思い名前は足早に去る。
「ええ!?無視っスか!?」
君のことっスよ!と名前の肩をポンッと叩いた。
その衝撃に驚きつつも後ろを振り返ると、
「・・・(び、び、び、美少年ー!!!)」
「無視なんて酷いじゃないっスか!・・・ところで君、もしかしてバスケ部っスか?」
後ろを振り返ると金髪の美少年が立っていた。
どこかで見たような気がするけど、細かいことは気にしません!そして、決めました。この人を火神くんのライバルにする!!
「は、はい!私バスケ部です!マネージャーです!良かったら案内するんで着いてきてください!!」
「どうもっス」
ニヤニヤと金髪美少年を体育館に案内をする。・・・ただ、その後ろから着いてくる女の子がちょっぴり怖いです。
「はい。ここが体育館です!私、ちょっとこのボトル置いてくるので中に入っててください!」
名前は足早にその場を去ろうとした。
「ちょっと待ってくださいっス!・・・名前教えて欲しいっス」
「(ちょっ急がないと監督に怒られるよ!!)・・・苗字名前!それじゃまたあとで!」
「え・・ちょっ!はやっ!!」
苗字名前・・・か。
なかなかいないタイプでなんかいいっスね!!
「よし、じゃあ黒子っちに会いに行きますか!!」