緩く、風を受けたままの形を維持しているような髪が好きだ。シャンプーを伸ばした両手で、わしわし、とかき混ぜると笑われる。「わりとキてんなーって思うのは、泡って雪みたいだろ。そっからこう、自然に思い出すんだよなー。ユキのこと」
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