タイルを踏み締める素足が、痛かった。物理的なものではなく、精神的なものだろうか。水に濡れた赤髪からそのまま色素が垂れて、溶けて、しまいそうだった。御子柴は持っていたタオルを松岡の頭にかぶせる。これ以上、麗しい化け物になってしまわないように。
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