夢主で「ジェシカ」

空になってたんだ栄養剤
蛙を連れて艦(ふね)を徘徊
後ろ指を指して隊員たちは嘲笑し
上官たちは「関わるな」って言ってた

降り注ぐ遊星爆弾
波動砲で一瞬蒸発
ふと目をやると
船務長が造花の百合抱えてさ
そしてワープを感覚しよう、と
逆さまに床に落ちた

あー Burnt Syringe
まさにスクランブル
歯が立たない敵艦葬って
電子機器 操り戦う
私はただの艦医だよ

Burnt Syringe
地球に帰ろう
おっと一年で帰り着けるかな?
宇宙戦争 依然 苦境が続く

借りっぱなしだった彼の詩集
のっぺりとした肌、脳内のチップ
クリーム色の背表紙指でなぞるなぞりながら
首を傾げて医療兵(メディック)は去った

住みよさげなビーメラ4
赤く爆ぜた惑星バラン
ふと目をやると
保安部がクーデタ始めてさ
協力のつもりで動いたら
白い目で見られた

さー Burnt Syringe
ご覧、イスカンダル
隣にはガミラス帝星が。
重力 操り戦う 
私は化け物じゃないよ

Burnt Syringe
ゆらり、異空間
で、不意打ち食らって大ピンチ
宇宙戦争 最後の悪あがき

そうわかってたんだ
まともじゃないのは私なんだ
既に打つ手も何も無いんだ
皆のようになれるかな?

繊維剥いで
後に残ったのが
真っ黒な焦げ付きだけ
だったとしても
貴方笑ってくれる?

あー Burnt Syringe
怪我人なんだから
もう少し丁寧に扱って
貴方のこと思い出せそうなんだ
私を笑ってよ

そんな優しい瞳で見つめないで
3、4、5で魔法にかけられた
私の戦争 貴方の言葉で終止符










―――――
歌詞解釈について

割と物語中の出来事を並べた感じです。

サビの"Burnt Syringe"は、識の楽園内での呼び名、焦げた注射器(バーントサリンジ)に由来。

"繊維剥いで 後に残ったのが 真っ黒な焦げ付きだったとしても"というのは、識がボストン留学中に大火傷を負い、全身を代謝性金属繊維で覆っているという設定から。

"私の戦争 貴方の言葉で終止符"とは……、本編のラストシーン参照でお願いします。
……まだ出来てないけど。



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