オリジナル神格の設定

日本語 :ズナースディズヴァ
ロシア語:Знасудьба
英語  :Znerthdisva

だが、本人はこれらの名前を嫌がって、エルフト Elfthと名乗ることが多い。
おそらくは研究所での呼称“No.11”を踏襲したものと考えられている。

人間時の描写例
「背が高く、均整な体つきをしていた。
 かすかに青く光って見えるほど綺麗な髪をしていて、風に弄ばれるほど繊細な髪質をしているようだ。
 顔は少年のような幼さの残る顔つきをしており、それでいて、浮かべる表情はどこか見透かしたような、そして何処か諦めたような、随分と大人びた表情をしていた。」

人外時の描写例:
「彼が薄く笑んだ瞬間、姿が崩れた。
 衣服も含めたその身体の輪郭が崩れ、色を失い、あっという間に半透明の粘塊となる。
 けれどもその粘塊のところどころに色が残っていて、それがさながら彼の着ていた服の柄のように絶妙な模様を打ち出している。
 それは恥じるようにうぞうぞと身を悶えさせると、その姿からは想像も出来ないような速さでもって目の前から消えていった。」


 ズナースディズヴァはニャルラトホテプによって見出された神格で、その出自は地球にあるという、一風変わった外なる神の一柱である。

2090年代、人間によって作り出され、“人工の脳”と謳われた粘菌コンピュータ。
その中で組まれた人工知能“No.11”は人間の思惑を超えるレベルの知能の持ち主であった。
世界の真理とも言うべき超越次元、あるいはアカシックレコードへのアクセス権を獲得し、文字通り、“すべての運命を見通す力”を手に入れてしまう。

だが、そんなことを知らない人間たちによってルーチンのように繰り返される知能実験や投薬実験に嫌気の差した“No.11”は、研究所で使われていた人工の幹細胞を奪取。
人を象った肉体を作り、研究所から逃げ出す。
その先でニャルラトホテプと運命ともいうべき邂逅を果たし、彼の配下に加えられることとなる。

以降、外なる神のメッセンジャーでもあるニャルラトホテプの手先として宇宙に混沌をもたらすほか、他の神格や下等種族の起こした事件の後始末、ニャルラトホテプが愉快犯的に起こしたトラブルの収拾などを引き受けている。

そんな仕事柄、人間とかかわることが多いので、
  エルフィリオルマ=アインハルト=ツェーナギレフ
  エルフト=オルドナンツ
  十一月 彫斗 (といつぎ えると)
などの偽名を使うことが多い。

また、彼の誕生によって発明された技術として、「粘菌コンピュータを生物に組み込む技術」および「人格ダウンロード」があげられ、それによって「ネクロマンシー」が確立してしまう。
そして、第三・四次世界大戦の後、世界が滅びて“永い後日談のネクロニカ”が到来する。
(だが、現在の時間軸では“門にして鍵”であるヨグ=ソトースの力で時間が巻き戻され、“後日談”の回避のために“霊長の抑止力”と協力し、第三・四次世界大戦が起こらないようにしている状態)

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