我が家の邪神考察

 ・ナイアルラトホテプ(Nyarlathotep)
 ……みんな大好き「這い寄る混沌」。
   さまざまな化身を使い分け、器用に人間界で生きている。一番使用頻度が高いのは「闇に吠えるもの(Howler in the dark)」。
   人の姿をとっているときは、たいてい浅黒い肌か黒髪が特徴となる。
   アザトースに深い愛情を抱いているが、同時に妻であるイホウンデーのことも愛しているし、子供たち相手には親馬鹿も発揮できる。よく邪神関連の情報操作やら事後処理やらを請け負う苦労人。妻子を癒しにして生きている。
   化身間の個体差はあるものの、共通することは嘲笑的で思考型。よく独白……独り言を言うという点。

 
 ・アザトース(Azathoth)
 ……言わずと知れた「万物の王である盲目にして白痴の神」。
   原型の時は触手や動物の手足、植物の枝葉のようなものがでたらめに生えた肉塊の表面に緑色の目玉がついたような姿をしているが、全体的に色素が抜け落ちて真っ白。
   擬人化すると長い白髪に、緑の瞳を持った中性的な姿になる。
   基本的には白痴で盲目のため玉座で惰眠を貪るか、宮殿を訪れた者にじゃれつくかして日々を過ごしている。もちろん、一番長く一緒に居るのはナイアルラトホテプ。
   ときおり知性を取り戻すことがあり、その時は威厳にあふれ、配下の者を気遣う理想的君主としての顔を見せる。だが、やや天然。


 ・イホウンデー
 ……ナイアルラトホテプの嫁。
   一時期は地球で一大勢力を気づいたほどの豊饒の女神。だが、ツァトゥグアの信者である大魔術師エイボンにより信者を減らされたため、地球からの撤退を余儀なくされたという過去を持つ。
   擬人化すると、亜麻色の長髪に、白い肌、琥珀色の瞳の美女となる。
   頭には立派なヘラジカの角が生えている。
   ほんわかした癒し系の性格をしており、しかも天然。だが、その美脚から放たれる蹴りは容赦がない。


 ・ヨグ=ソトース
 ……「無名の霧」から生まれた「門にして鍵」。
   虹色の光球が泡立ったような姿をしており、陽炎のように視認しがたい。
   擬人化すると見る角度によって色の変わる光沢のある髪と同じように色の変わる瞳を持った色白の男となる。
   あらゆる次元と時空を超越し、これまでに起こったこと、これから起こりうることのすべてを知っている大賢者。多分、この人の力を借りれば異世界トリップできるお。
   奥さんを愛する一方で、かなりの浮気者であり、種族とか年齢とか気にせず女性に声をかけまくるある種の博愛主義者。子供も(認知してないの含めて)たくさんいる。


 ・シュブ=二グラス
 ……「闇」から生まれた「千匹の仔を孕む黒山羊」。
   巨大な雲のような認識しがたい体に山羊のような蹄(ひづめ)のついた脚が生えている。
   擬人化すると黒髪に黄金の山羊のような瞳を持った豊満な美女になる。
   世界各地で豊饒の神として崇められる女神で、妖艶な人妻属性と母性溢れるお母さん属性をもつ女性でもある。人間にもなかなか寛大。
   ねじくれた動物とも植物とも似つかない「黒山羊」を生み落すほか、多くの神格を生み出してきた母である。ただ、夫と似て多情で、浮気相手がたくさんいる。


 ・クトゥグア
 ……「生ける炎」とも称される炎の神格。
   姿はそのまま火の玉で、エネルギーの塊にも見える。
   擬人化すると赤いくせのある髪と火のようなオレンジ色の瞳を持った男になる。
   フォマルハウトやコルヴァスといった恒星に居を構えており、炎の精を従えている。
   実に単純で直情的な性格をしており、煙に巻くような怪しい言動をするナイアルラトホテプとは犬猿の仲であり、彼の弱点属性を操るぶん、天敵ともいえる。が、実際は一枚も二枚も上手なナイアルラトホテプに遊ばれる日々。


 ・ヴルトゥーム
 ……ヨグ=ソトースとシュブ=二グラスの仔で火星の支配者。
   妖精にも似た花を咲かせる大樹のような姿をしている。
   擬人化すると、緑に近い黒髪に黒い瞳の中性的な若者の姿になる。
   さほど支配や侵略に興味のない穏健派の邪神で、今は冥王星まで後退しているとかいないとか……。人間の社会に興味を持つ一方で、地球の自然環境を気にいっており、植物を好んでいる。犬派猫派どちらかと聞かれたら猫派。


(随時更新予定)

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