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親ばかドフラミンゴさん(ただのギャグ)

ホントは短編のつもりだったけどネタに走りすぎた

↓2点ビハインド8回裏2アウト2塁ぐらいのギャグ(察して



ベビちゃんとお買い物に行くので、ということで、その日、娘はパステルカラーのワンピースに身を包んでいた。かわいい。控えめに言ってかわいい。なんだこの生き物。天使の羽をどこに置いてきた?ドフラミンゴは思わず天を仰ぐ。

俺の娘が可愛すぎる。

ついついお小遣いと言って、手元にあるだけの金を渡してしまった。娘は少し眉を寄せて(かわいい)、困ったようにしながら『ではベビちゃんと何か美味しいものでも食べますね。』と言って全部持っていった。もちろんすべてを使い尽くすはずもなく、ちょっとだけ使ってあとはすべてベビー5の借金返済に充てるのだということは知っている。それでも、娘が可愛いのだから仕方ない。ああ可愛い。こんなに可愛い娘をこの世に生み出した俺は天才かもしれない。

しかし待てよ、可愛すぎて男どもを呼び寄せてしまうのではないか?

そんな考えがドフラミンゴの脳裏を過る。親としての贔屓目抜きでも十分、いや、十二分に可愛いあの娘と、なかなかの美人であるベビー5が連れ立って歩いていたら…まあ、普通の男ならばついつい目で追ってしまうだろう。それで終わればいいが、やたら無駄に情熱的な人間が多いこの国、分不相応のくせに声をかける男もいるだろう。虫除けにドフラミンゴが愛用している香水でも振り掛けておくべきだったか。いや、そもそもそんな奴らは切り刻んでしまえばいいのか。少なくとも娘を欲するならば、ドフラミンゴに勝ってからにして貰わねば。まあ、娘も強いのだが。

しかし可愛い。小さい頃から幼子特有の天真爛漫な可愛さとは別に、その際立った容姿から醸し出される愛らしさというのはあったが、思春期を迎えてその可愛さが花開いた―どころか炸裂している気がする。もはや可愛すぎてある種の兵器。なにせ父親であるドフラミンゴが喰らっているレベルである。いや、ドフラミンゴはむしろ父親だから割増で可愛く見えているのだろうか?だがこれまでの女性関係が派手派手しいドフラミンゴから見ても娘は可愛い。どう考えても可愛い。
可愛くないと言うやつがいたらぶち殺す。
可愛いと言うやつは気があるかもしれないので、やっぱり殺す。

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