【ハハハハハハハハハハハ】
《笑いすぎですよ》
【アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ】
【アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ】
《笑いすぎですよ、太郎さん!》
――セットンさんが入室されました――
[こばわー]
【あっ、こんばんは】
《こんばんわですよー》
[これはまた機械的というかコピペ的な笑いを。どうしたんですか太郎さん]
【だってそんな……笑うしかないじゃないですか。ちょっと過去ログ見てくださいよ】
《えいっ》
【あれ?】
[あっ]
【過去ログが消えた!?】
《フフフゥ、管理人パワーをバカにしちゃいけませんですよう?》
【暴君すぎです】
[ひどい]
[で、何があったんですか?]
【いやそれが……甘楽さんたら、変なこと言うんですよ】
【平和島静雄さんいるじゃないですか】
[はい。彼の話題ですか?]
[なんだか知りませんけど、彼、よくこのチャットで名前出ますよねえ]
【ほんとですよねwで、彼の話題なんですけど】
{あの}
[!? あれ!?]
{きょうは これで しつれいします}
【あ、はいー。お疲れ様です罪歌さん】
[罪歌さん、いたんですか!?]
《入室者一覧ぐらい見てくださいよ!》
[えっ?そんな表示どこにも……]
【入室者一覧?】
{まだなれてなくて}
【そんな表示どこにあるんですか。甘楽さん】
《あ、いっけない。これ、管理人しか見れないんでした!》
[甘楽さん……。まあ、ともあれ、こんばんわですよー]
{こんばんわ}
{あいさつできなくて すみませんでした}
{ありがとうございました}
{すみませんでした}
《なんで謝るんですかw》
――罪歌さんが退室されました――
――ヒロさんが入室されました――
【罪歌さん、おやすみなさーい。っていうかまだ8時前ですけどね】
【あ】
〈こんばんはー〉
《あっ、ヒロさんっ!》
[ヒロさん、ばんわー]
〈こんばんは〉
〈何だかお久しぶりです〉
《もうっ、甘楽ずぅっと待ってたんですからね!》
〈………………〉
内緒モード《この前は面白いものをどうもありがとう》
内緒モード〈互いのために忘れましょう〉
内緒モード《自分のためだろう?》
内緒モード〈…………〉
内緒モード〈っていうか、何でこの前うちのところにいたんですか?〉
内緒モード《付き合ってるって聞いたからからかおうと思ってね》
内緒モード〈通常運転ですね〉
[ヒロさん、今日は早いですね]
〈時間があったので覗いてみました〉
【あ、同居人の方まだ帰られてないんですか?】
〈いや、今日は仕事が休みなので家にはいるんですけど、2時間くらい前に寝ちゃいまして〉
《ええっ、ヒロさんの恋人さんお昼寝中なんですかー?あっ、夜だからお昼寝じゃないかっ☆》
〈ちょっと甘楽さん!〉
内緒モード〈何言ってんですかあなた!〉
内緒モード《さっき無視された仕返し》
内緒モード〈チャットじゃそんなの日常茶飯事でしょう!〉
内緒モード〈っていうか仕返しって、子供じゃないんですからっ〉
[へえ、ヒロさん恋人がいるんですか]
【っていうか、今の流れだと、同居人=恋人って感じですよね】
《キャー!同棲ですかあ?》
〈あの、いや、えっと〉
〈それより、さっきの罪歌さんって〉
[ああ、これまでの荒らしみたいな行為は、どうやらウイルスが原因だったようで]
[それで最近はネットカフェから書き込んでるみたいですよ]
〈なるほど、そうだったんですか〉
〈ちょっと来ない間にそんなことが〉
《ヒロさん最近忙しかったんですよねえ?色々と》
〈…ええ、まあ〉
《夜遊びはダメですよっ!お酒の飲みすぎには気をつけてくださいね☆》
内緒モード〈いい加減にしてください〉
内緒モード《ちょっとした冗談じゃない》
[そういえば、最近池袋で拳銃強盗があったばかりですから、外を出歩くのも気を付けて欲しいですよね]
[特に若い女の子なんかは]
【斬り裂き魔の次は拳銃ですか。ほんとに物騒ですね】
《もう、物騒な話はやめましょうよう》
《あれ?ところで罪歌さんのパソコン、まだウイルスから立ち直ってないんですか?》
《罪歌さんとオフで会ったって言ってましたよね、セットンさん》
《あ、それと、池袋が物騒なのは昔からですよう》
〈え、セットンさん罪歌さんと会ったんですか?〉
[ええ、あれから何度か。もうウイルスとかは大丈夫ですよー。まだパソコン自体になれてないみたいだから、色々レクチャーしてます]
[>昔から物騒 ああ、みたいですね。江戸時代もすごい辻斬りが多かったって知り合いが言ってましたし]
【へえ】
〈セットンさん物知りですねー〉
[あ、すいません]
[なんだか急に仕事が入っちゃったみたいなんで、今日はこれでー]
[失礼しましたー]
【あ、いえいえ】
《えー。セットンさんったら、いつも夜のお仕事なんですから!》
〈頑張ってくださいねー〉
[はーい。それじゃ、おやすー]
――セットンさんが退室されました――
〈おやすみなさーい〉
【おやすみなさい】
《おやすみなさーい》
〈それじゃ、わたしも落ちようかな〉
《えーっ》
《まだ来たばっかじゃないですかあ!》
〈すいません〉
〈そろそろ夕飯の時間だから、同居人起こしてご飯作らないと〉
【夕飯ですか。何作るんですか?】
〈今夜はクラムチャウダーとサラダと〉
〈あとはハンバーグですね〉
《あららぁ、ヒロさん家庭的ですねぇ》
【偶然ですね。昼ですけど、僕もハンバーグ食べたんですよ】
〈あ、そうなんですか〉
〈わたしも昼に友達とハンバーグ作って、別の友達に振舞ったんですけど〉
〈それを同居人に話したら、食べたいって言われたので作ることにしたんです〉
【え】
〈え?〉
内緒モード【あの、】
内緒モード【勘違いだったら、すいません】
内緒モード〈はいはい?〉
内緒モード【あの…美尋さんじゃ、ないですよね?】
内緒モード〈え、紀田くん?それとも帝人くん?〉
内緒モード【帝人です、え、美尋さんなんですか!?】
内緒モード〈うそ、帝人くん?太郎さんって帝人くんだったの?〉
内緒モード【はい、びっくりしました】
内緒モード〈わたしもびっくりした…〉
《むむっ?これは太郎さんとヒロさん、内緒モードで話してますねっ!》
《わたしだけ仲間はずれにするなんてひどーい!甘楽泣いちゃいますよっ!》
内緒モード〈あ〉
内緒モード【とりあえず一旦やめますか】
内緒モード〈そうだね、このことについてはまた後日ってことで〉
内緒モード【じゃあ戻ります】
〈すいません甘楽さん〉
《もぅ、プンプンですよっ!》
内緒モード《太郎さんと一体何を話してたのかな?》
内緒モード〈秘密です〉
【それにしても、これから準備するって大変ですね?】
〈もう下ごしらえは済んでるんです〉
〈あとは焼くだけって感じで〉
【ああ、なるほど】
〈それじゃ、また近いうちに来ますね〉
《早く来てくれないと甘楽拗ねちゃいますからねっ!》
〈わかりましたw〉
内緒モード〈じゃあ帝人くん、また今度改めてね〉
内緒モード【了解です】
【それじゃあ、乙ですー】
〈はーい。おやすみなさーいノシ〉
【おやすみなさい】
《おやすみなさーい☆》
――ヒロさんが退室されました――