小説 | ナノ

  2


副会長→恋人がいる×
書記→ネコもタチもいや×
会計→ストーカー装備×
マリモ→論外



「……仕方がない、俺が相手する」

「ええ!でも会長もネコは初めてでしょ?大丈夫なの?」

「良いんですか?」

「かいちょ、ネコするの?」

「他の人選がないんだからしょうがないだろ?俺の代りに薬を飲んだんだし、あいつ。責任取る意味でも、まあ仕方ないだろ?」

委員長の今の状況は俺の状況でもあったのだ。

そう考えると、俺が責任を取らないといけないだろう。本当はマリモが一番悪いのだが、マリモに責任を取らせたら、悲惨なことになる。

俺がもし薬を飲んでいたら、副会長と書記と会計で責任のなすりつけあいをして放置して時間が経過、俺が廃人になっていた可能性もあるから。ネコくらい、なんだっていうんだ。

「書記、委員長を仮眠室に運んでくれ」

委員長はでかいから、同じくらいでかい書記に運んでもらうのが一番だろう。

「会長……これ、使って。媚薬効果あるから、何もないよりもマシだと思う」

会計がジェルを渡してくれた。

ああ、こいつストーカーにいつも襲われているから、こういうの持ち歩いているんだろうと、可哀想になった。こいつに相談された時に何もしてやれなかったからな。


「ありがたく使わせてもらう」

流石に男相手は初めてだから、こういったものに頼らないと辛いだろう。

もっと色々準備できれば良かっただろうけど、とにかく時間がない。委員長も限界だろう。

俺は急いで指でジェルを使って後腔を慣らしていく。

だが、指一本入れるだけでキツイ。もうとにかく、ジェルだけでも入れようとそれだけをして、委員長が蹲るベッドに向かった。自分でこれ以上拡張するのは無理だ。できない。
多少の怪我は覚悟した。

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