＠エイちゃんねる　まとめニュース


謎の言葉を遺して失踪した『エエカ　ココガエエノンカ？』さん52歳の記者会見について、専門家は｢本人が出てこない以上なんとも言えない｣と小学生でも座らせたほうが面白いのではないかというくらいボクトツとした表情で、視線を游がせながら口をモゴモゴとさせていた。

｢『絶筆』という言葉は既に廃れていますね｣とまともな答えをしたのは年若いTwitter物書きであった。｢例の人の名前は知りませんが、おそらく入力媒体はパソコンか携帯電話と予想されます。絶指に近いのではないでしょうか｣ つまらないコメントにかけては学者とトントンであった。

｢絶筆、絶指に至るまでの文面を休憩時間に少し読んだんですけどねー｣中年の女優だった。名前は知らないが舌足らずでかわゆい。｢イミフでしたねー｣。死語とは流行語を無理矢理使ってきたギャル属性だけの専売特許だと、パツキンつけまの筆者は深く反省した。

｢ネットでは『怨霊にブログを乗っ取られた』説が出ていますね｣ 夏に顔馴染みの心霊研究家が不敵な笑みを見せた。｢面白いですね。是非新しい怪談の題材に｣ここでCMが急に入った。季節はずれを嘆いたディレクターが無理矢理切らせたのだろうか。視聴者への配慮という名の謀略だと筆者は憤った。

｢ところで怨霊とテレビの音量には深い関わりが｣ノーベル物理画苦笑をとりそこねた科学者が割ってはいるところから、続きが始まった。｢俳優の※※さんがスタジオにいらっしゃいました！｣また聞きたいところは消されてしまった。俳優のほうはどうでもよかったので名前を失念してしまった。検索結果に出せるよう適当な名前を後で入れておかないと、筆者の財布は薄くなるばかりである。

まだまだ騒動は続きそうだ。

2018*11*10　なんくるないないさーん