【寒天問屋】
山城屋
「旦さん。山城屋はんからの注文が増えました」
「ホンマか。有難いことやなあ」
「へぇ」
番頭は夜遅くに松吉を呼びつけた。「山城屋のご主人な、松吉に宜しゅう云うといてくれと。なんぞありましたんか」
「別に――なんも」松吉は目を逸らした。
「さよか」
山城屋の取引アップ↑
井川屋の売上アップ↑
旦さんご機嫌↑
番頭と松吉の間に深い溝↓
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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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