【寒天問屋】
子守り
「子守りだすな」
「子守り!」
善次郎は自分の苦手分野を押しつけることに決めた。
和助は首を傾げて、まあ年齢的には適任かもしらんなあと子守りを引き受けた。
「ネンネンコロリ。イボコロリ」
「あら。今日は旦さんが子守りやってますん? 番頭はんより、お上手」
お里の声に、和助は微笑んだ。
井川屋の売上アップ↑
旦さんの気力アップ↑
女衆の信頼度アップ↑
善次郎の能力ダウン↓
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