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2018/04/29 |
椿「悪魔のことをサンスクリット語でなんと言うかご存じですか」 伊東「知らないわ。ところでサンスクリット語って要は梵語ってことよね」 椿「ーー」 伊東「梵語で悪魔って摩羅マーラよね。椿さんクラスの鬼のようなマラってつまり鬼摩羅よね。鬼摩羅ってつまり巨」クスクスクス… 椿「セクハラ反対」 伊東「……オネェサマと呼んでくれてもいいのよ?」ニッコリ 伊東「椿さん。貴女ってひどい人ね」 伊東「……」フッ 伊東「悪魔のような女って、貴女のような人のことを言うのね!」 伊東「……」フフッ 伊東「そして私。そんな貴女が……貴女のことが……」キャッ☆ 椿「ひとりで愉しそうですね。羨ましい限りです」 伊東「椿さん、マカロンあげましょうか」 椿「ーー?」 伊東「えっ。まさかマカロン知らない? うそ! これ、コンビニ限定でクリームが別になってるの。ダイエット中も万全よ!」 椿「ああ、すみません。ずいぶんと可愛らしいものがお好きなんですね。八ツ橋がお似合いですけど」クッ 伊東「そうね。可愛らしいものが大好きなの。見てて飽きないから」チラリ 椿「ーー」 伊東「ほんと、食べてしまいたいほど可愛い」クスクス…… 伊東「椿さん。出勤したら机の上にこんなものが。あげたくないのだけど八ツ橋食べる?」 椿「結構です」 伊東「ざーんねん。あ、ひょっとしてシナモン嫌い?」 椿「素性のわからない食べ物を口にする気はありませんから」フイッ 伊東「毒入れたりなんかしないわよ。貴女じゃないんだから」ニッコリ 椿「ーー」 伊東「そう。入ってるのね。本当に残念」フゥ…… 斉藤「最近、椿さんの足音を聞くだけで動悸がするんです」 伊東「わかるわ」キラッ 斉藤「あんなに綺麗な人なのに夢にまでうなされるんです」 伊東「わかるわかる」キラキラッ 斉藤「自分のすべてが無価値な存在になったかのような気持ちに」 伊東「そして彼女が私の価値に気づいて完全服従せざるを得ないような監禁プレイの数々を思いついたりしてしまうのよね。これまで誰にもバレることなく生きて来れたのに本当に困るわ」ハアア…… 斉藤「伊東部長。僕はわりと気づいてました。気づいていたけど見てみぬふりをしてしまいました」シクシク…… 完全にこっち路線派です。 |