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「悪かった。悠斗が、ホモなわけないのにな」
「すまん、変に盛り上がってしまって、つい、考え足らずだったと言うか…」
「……いや、俺の方こそ、怒鳴ってごめん」
みんなに悪気がないのはわかっていた。
でも、それでも、なんだか、斉藤さんが汚されたような気持ちになって。
「違うんだ。俺は店員さんのことは慕っているだけ」
「でも不思議だよな。女ばかり口説いていた奴が今や花屋通い」
「もしかして花屋の店員さんって超癒し系?」
「そっか、悠斗に女遊びさせないくらい、癒し系なのか」
「「「会ってみたいなー」」」
「却下」
「「「悠斗〜」」」
なんでだよ、とみんなは口々に言う。
だが、そんなのは決まっている。
「お前らの下品な話に、ついて行けない人だからだ」
「何それ、ピュアなの!」
「そうだ。あの人はピュアで天然で癒し系だ。だから、お前らを紹介なんて俺には怖くて出来ないわ!」
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