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急に正輝は俺に飛びついて来た。
昔友達の家に行った時に飛びついてきた犬を思い出しつつ、俺は茫然とした。

心臓が止まるかと思った。
ドキドキして、どうなるんだろうって思った。

「潤、俺は、潤のこと大切だと思っているよ。大好きだって言った。なのに、どうして精一杯後ろ向き思考なんだよ。潤は!」

「え?」

「俺は一杯潤のこと大切にしてきたよ。しているよ。なのにどうして伝わらないの。どうして不安がるの。俺はちゃんと潤に何も伝えられていない? 俺は俺は最低だけど、世界中の人に愛されるより、俺は潤に愛されたいよ。それだけ特別だよ!」



「………それって告白みたいだ…」



「告白だって言ったらどうする?」



「どうしたら、いいんだろう…」



真剣な顔をする正輝から俺は目を離した。
いろんな感情が胸の中で廻って大変だったんだ。




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