53




そして…

『よかったら、二丁目の公園まできてください。待ってます』と『ふじのん』さん。

「え?」

二丁目の公園?
俺は首を傾げた。
二丁目の公園って、俺の家のすぐ近くにある。
待っていますって?

「あ!」

俺は『ふじのん』さんのコメント投稿時間を見て、意識が遠のきそうだった。
今から5時間も前だ。

「やばい」

俺は慌てて家を飛び出した。
あまりにも慌てていたらから、細かいことは何も考えていなかった。
ただ『ふじのん』さんはじっと俺のことを待っていてくれている気がした。
それが申し訳ない。




こんな夜遅くに外にいるなんて危ないから。







- 54 -


[*前] | [次#]
目次に戻る→


以下はナノ様の広告になります。
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -