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やっぱり丸めこまれたような気がする。
そう気がついたのは、登校中、カーブミラーに映った自分を見た時だった。
「寝癖…なおってないじゃん…」
急にテンションが下がった。
俺は家に帰ってちゃんと髪の毛を整えてから学校に行きたいと思った。
でもよく考えたら、いつも俺の髪の毛はこんな感じだった。
何を今さら恥ずかしがっているのだろう。
おかしいな…俺。
「え?」
急に肩を叩かれた。
俺は驚いて振り返るとそこには…
「おはよう」
とにっこりと笑う藤井正輝がいた!
「お、おは、おはよう」
俺は突然のことにどもる。
緊張して自分が何を考えるべきなのかわからなくなる。
頭のなか、真っ白だ。
真っ白。
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