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そして最後に『ふじのん』さんから、

『大丈夫ですよ。彼はきっと怒ってはないと思いますし、嫌ってもないと思いますよ。ただ、落ち込んでいるかもしれません。俺なら、ジュンさんにそういうことされたら、落ち込みます。でも、誤解ですよね。ジュンさんは、いろいろと彼のことを考えて、好きだからしてしまったことなのでしょう。だったら、そう説明されたら、きっと彼は喜びますよ。不謹慎ですが、喜ぶと思います。なんて、変な話でしょうか。俺ならそうなので、きっと彼もそんな気持ちじゃないかなって思ってみたのですが…上手にお伝え出来ないです。もどかしい…でも早く元気になって、早く彼に会って、あげてほしいです。最後になりますが、ジュンさんみたいに素敵な人ならきっと、彼もわかってくれますって。俺が保証します』

とコメントがあった。

どうしてだろう。
そんな都合のいいことあるわけがない、と思いそうなのに、俺は『ふじのん』さんの言うことを信じてしまった。

『ふじのんさん、ありがとうございます。ふじのんさんは優しい方ですね。そう言っていただけると、なんだか、落ち着きました。頑張って風邪を治して、早く彼にちゃんと謝りたいと思っています。不思議ですね、なんだか、ふじのんさんとこうして話していると彼と話しているみたいです。不思議です。あ、なんだか、俺、上手に言葉が紡げませんが、ありがとうございます。俺、ふじのんさんに出会えて幸せです。ありがとうございました』

「ありがとう、ございます…」

返信を終えると俺はそう呟いて、そのまま夜の闇に瞳を閉じた。
あんなにも冷たくて凍えていた夜の部屋が、少し、明るく優しく感じられた。

「『ふじのん』さん…」




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