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『確かに周りは変わっていくかもしれませんが、気持ちは変わらないものじゃないですか。いえ、環境が変わると、忘れてしまうこともありますよね…。でも、俺は思うんです。忘れるもんかって、大切に大切にしていれば、いつまでも変わらないって。ね、繋いだ手に、覚えておいて下さいよ』
『俺たちにはたくさんの思い出があるんです。きっとそれは何にも負けません。それに、忘れる暇なんて俺があげないですよ。都合が合えば今まで通りまた会って、お話しして、キスしましょう』
今までとは、会える時間も減ってしまうかもしれない。
でも、優しく俺の手を繋いでくれた、
中野くんの笑顔を思い出す。
繋いだ手に残るもの
それは―――――
fin
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