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「というか、俺みたいなのと付き合っていたら、香坂先輩はまた何処かで前みたいに危ない目に会うかもしれないのに…俺、好きだからって、一緒にいてほしいなんて言ってごめんなさい」
ちゃんと守から、そばにいてほしい。
また、そばにいさせてほしい。
「自分勝手だけど…俺」
「俺は中野くんがいたらそれでいいよ！ 後のことは、中野くんがいてくれたら大丈夫だと思う」
中野くんがいてくれたらいいよ！
なんて、先輩はくり返し言ってくれた。
俺、こんなにも幸せでもいいんだろうか？
「香坂先輩っ」
思わず全体重を持って抱きついてしまったら、香坂先輩を床に押し倒してしまう形になってしまった。
「す、すす、すみませんっ大丈夫でした？ 痛かったですよね？」
「そんなことないよ？」
俺は中野くんといて幸せだよと貴方は無邪気に言われました。
こんな状況でそれはきついです。
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