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第三話「ひとひらの…」
『俺…感情が、きっと人より薄いんだろうな…』
『だって、人のこと傷つけてしまっても…すぐに、何もなかったかのように笑える』
『ねぇ、最近、感情が続かないの』
『楽しいこと嬉しいこともたくさんあるはずなのに…みんな忘れてしまう…』
『そんな時、すごく怖くなるの…っ』
『いつか俺は空っぽになるんじゃないかって』
『なのにどうしてこんな俺に…好きだって言うんだろう』
『好きになってもらえるのは嬉しい』
『でも応えられないのは、とても辛い』
『あ、ごめんね、こんな話して…』
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