11#二人の思い出語って下さい

小池「丹羽、思い出って何を語ればいいのかな?」
丹羽「さぁて、何を語ればいいのでしょうね?」
小池「わかんないよね」
丹羽「じゃ、せっかくのなので、俺たちの出会いでも語りましょうか?」
小池「うん」
丹羽「あ、でも、本編を読んでもらえばわかりますよね」
小池「そうだ。じゃ、宣伝しておこうよ」
丹羽「えー、はい。俺と小池部長の思い出が詰まった本編、是非読んでみてください」
小池「お願いします」

12#どれくらい相方のこと信用していますか?

小池「どれくらいって言われたら、全面的にって、答えるよ」
丹羽「俺への気持ちは信用していますが、この人、誰にでも優しいし、ついていくし、フラグ、立てまくるから、正直、怖い面もありありですが、俺も全面的に信じていますよ」
小池「…丹羽。ひどい、俺、そんなに丹羽のこと心配にしかさせてないわけ? ね?」
丹羽「違います。俺が、あなたを好き過ぎて、不安なんです」
小池「え?」
丹羽「だって、そうじゃないですか? あなたにその気はなくても、押しこまれたり、無理を強いられたりしたら、とか、考えてしまって」
小池「だから、俺のことなんて、誰も好きじゃないって。な。丹羽くらいだよ。きっと」
丹羽(鈍感)
小池「う?」
丹羽「いえ、そうだったらいいですね」
小池「うん。それでいいんだよ」
丹羽「そんな、俺を誘ってるんですか? こんなところで」
小池「違います」
丹羽「わかってますよ」

13#もしも何でもしてくれる、というなら相方に要求したいことは…

丹羽「な、なんでもって、え」
小池「じゃあ、俺は、ずっと俺のことを好きでいてほしい、かな」
丹羽「部長っ」
小池「え、何、丹羽」
丹羽「ごめんなさい。俺、俺もそんなぴゅあなこと言えたらいいのに、つい、えろいことしか考えて無くて」
小池「え、でも、それって、俺のこと好きだから、考えてしまうんだよね?」
丹羽「あ、はい。そうですね」
小池「なら、いいよ。嬉しい」
丹羽「じゃあ、今度してくださいね?」
小池「え、何を」
丹羽「それはもちろん。あれですよ」
小池「あれってなぁに?」
丹羽「耳貸してください」
小池「うん」
丹羽(――)
小池「え、無理だよ。そんなの」
丹羽「好きだからしてほしいんです」
小池「わかった。今度だから。本当に気がのったらだからな?」
丹羽「はい。いつでも、どこでも、俺は平気なので、してくださいね」
小池「…え、あ、うん」






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