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「だが、俺は料理はできないよ」
「そっか、侑だけが頼りだったのになー」
俺だけとか永太が言うから、俺は同じ高校出身の仲良し三人組のもう一人の名前を出した。
「ケイは?」
「無理、ケイは、作ってもらっている側だし、それに今は居候の身だし」
「…確かにケイが自分で作っているところは想像がつかないなー」
けど、お昼はいつも可愛らしい弁当なんだよな。
「てことは、彼女さんは、料理上手なんだな!」
「……俺、侑に話しておきたいことがあるんだ」
「どうしたんだよ、急に」
「実は」
そうして俺はケイくんの彼氏の話を聞いた。
あら、そう、か。
永太のライバルはケイの彼氏さんか。
へー
え、えええ?
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