「だが、俺は料理はできないよ」

「そっか、侑だけが頼りだったのになー」

俺だけとか永太が言うから、俺は同じ高校出身の仲良し三人組のもう一人の名前を出した。

「ケイは?」

「無理、ケイは、作ってもらっている側だし、それに今は居候の身だし」

「…確かにケイが自分で作っているところは想像がつかないなー」

けど、お昼はいつも可愛らしい弁当なんだよな。

「てことは、彼女さんは、料理上手なんだな!」

「……俺、侑に話しておきたいことがあるんだ」

「どうしたんだよ、急に」

「実は」

そうして俺はケイくんの彼氏の話を聞いた。
あら、そう、か。
永太のライバルはケイの彼氏さんか。
へー


え、えええ?






[*前] | [次#]
目次に戻る→


「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -