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大学に行けば、友達のトモが飲み会を企画していた。
表向きは楽しい飲み会。なんだが、本当の魂胆は、というと
中佐都という一人の青年に、高校の時の切ない恋を忘れさせてあげよう大作戦なのであった。
俺は特にそんなことには興味はなかったが、人数合わせに来てくれよ、と、トモが言うことを聞いてくれないので、参加することにした。
ま、実際、悪くはないんだけどね。
男の子見ていると楽しいし。
でも、なんでだろう。
昨日会った、あの子のことが忘れられない。
あんなに好きになろうと努力しても好きになれなかった女の子のあの子が…
今、何をしているのかなって、考える。
これはとても重たい。
本気で、恋をしているように。
重たい。
ああ、俺、永太のことはそこまで好きってわけじゃなくて、ただ、単に、友達以上、恋人未満てきな好きだったのかもしれない。
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