切替・3
「昨日ぶり」
「はぁ、なんで、お前ここにいるの?」
「次の俺の使命がさ、君を幸せにすることだったから、田辺につきまとおうかなって思ったの」
「……なんで?」
「だから、俺、田辺を幸せに…」
「ちょっと待て、神さまに連絡とる!」
俺は100円ショップを後にして、携帯を開いた。
そして、神さまに電話をかける。
これ、いちお非常時用だけど、いいよね。
今、俺にとったら一大事だし。
『はい…神さまです』
「ああ、よかった。あのお話があるんですが、どうして、ミチユキがそのなんていうのか…その」
『えーわからないの、田辺?』
「え?」
『俺、田辺を幸せにできるのは彼しかいないって思って』
「なんでそういうことになるんですか?」
『だって、田辺、ミチユキのこと好きでしょ?』
「ちょわ、ちゃちょ、ちょっとなんでそれ知ってんの!?」
俺のトップシークレットなのに!
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