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「わからなくなったらいいよ」
「えぁ、あ、あ」
さっきよりも激しく先生はそこをさする。
僕はただ高い声しか出ない。
こんな声、僕が出すんだってくらい甘ったる声で…
「や、あぁあん、あ、せぇんせぇ」
「倉木…もういい?」
そんな顔されたら我慢できないよ、と言いながら、先生は僕の中から指を抜くと、今度はもっと大きいものを押しつけた。
「ひゃん」
自分でも期待しているってわかった。
それが恥ずかしくて…
なのに先生は、期待しているんだ…なんて言うから、なんて答えたらいいのかわからなくて…。
ただただ僕は頷いた。
すると一息ついた先生が一気に僕の腰を持つと中にそれをいれた。
急に中に走ったのは異物感。
「ぃあ、いっ…」
正直、痛かった。
でも、嬉しかった。
この痛みも何もかも、先生が今、僕にくれたものだから。
「倉木…っ」
「蓮見先生…っあ、んあぁ」
「ここ、だろ、倉木のっいいところ」
「はぁっだめ、そこ、やぁだぁあ、ああ、あ」
「嘘吐き、こんなにも、締め付けてさ」
「ちが、先生のが大きいだけっ」
「…先生の何が大きいんだ?」
「そんな、いじわぁる、聞かないでぇ」
「聞きたいなぁ、倉木」
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