9
僕は何のことを言われているのか、わからない。
首を横に振ったら、先生は喉の奥で笑った。
そして、僕のそこをぐっと握って、しゃがみこむ。
「とろとろじゃん」
そう言って、そう言って、先生は僕のそこを咥えた。
急に暖かい粘膜に包まれて、腰がじんとしびれた。
「ふぁあ」
何、これ。
心地いい。
でも…そんな、おしっこを出すような場所…
「先生、そん…なっ、あ、んぅん。汚いっあ」
「ぷあ、倉木、それだけ?」
先生は俺のそこから口を放すと、ちょっと潤んだ瞳で僕を見上げた。
息が、かかる。
指が絡んで動いて、いる。
「それだけ、って、ふぁっ!」
びくっと背中から僕は震えた。
その瞬間、僕のそこから白い液が先生の顔に飛び散った。
そんな…お洩らししてしまったのか…?
僕はもう、泣きたい気持ちになった。
「うぅ」
「泣くなよ」
「だって」
こんな最低なことってあるのかな?
僕は先生のことが好きなのに、こんなこと…
「ごめんなさい」
一気にさっきの腰の疼きはなくなって、僕の中には罪悪感ばかり募っていた。
そんな僕の腕を持つと蓮見先生は、身近なベットに僕を押し倒した。
殴られるのかなって、思った。
でも、違った。
先生は僕の上にまたがると、今度はカッターシャツのボタンをはずしだした。
僕は抵抗した。
「…やぁ」
でも、先生の太ももが、僕のそこを痛いくらいに刺激する。
力は入るようで入らない。
もう、のばした手が拒否しているのか誘っているのかすらわからない。
[*前] | [次#]
目次に戻る→