14
「真城、それ食べたら、一緒に、外にいかないか」
「ああ、ちょっと待て。すぐに食べるから」
真城は決して、授業はどうするんだよとかは言わなかった。
俺も真城も、授業なんて適当だった。
そういえば昔、両親に俺が授業に出ない時とかあるとばれた時は怒られた。
でも、兄さんがそれは間違いだと言って、
くれた。
何を根拠にしたのかはわからないが、
俺たちの演技もあって、
俺は真城をはじめ、
このグループにいじめられていることになっているみたいだ。
ま、兄さんだけの勘違いだけど。
「そういえば」
俺は真城にありがとうと言った。
すると、真城は
「急に気持ち悪い」
と言った。
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