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=土屋side=
こんなのは同情だってことは分かっている。
俺だって、昔似たような経験をして、誰にも理解されなくて
淋しかったとか。
けどさ、杉田はどうなんだろう。
こうやって、俺がでしゃばることのほうがやっかいではないだろうか?
授業も上の空で俺は空を眺めていた。
早く、この胸のざわめきがなくなればいいのにって、思いながら。
昨日はちゃんと寝てなかったせいか、睡魔に襲われてしまった。
………
……
本当のことを言っているのは俺だった。
なのに、圧倒多数の嘘の前では俺の言葉なんて価値がないみたいに覆された。
俺は本当のことを言っていたのに。
伝わらない。
それがどれだけ辛く、淋しいことなのか。
俺はよく身に感じた。
謝りなさいって怒られて、めんどくさくなって、嘘を認めて、しまった。
ごめんなさい。もう、二度とこのようなことはいたしません。
そう言ったら、すべてが丸くおさまったようだった。
俺の気持だけを置き去りにして、問題は解決したかのように見える。
それって、どうなのかなって、今だに思う。
俺は間違ってはいなかったと思う。
むしろ、悪いのは…
………
……………
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