「う?」

朝、学校に登校してくると、下駄箱に、手紙が入ってあった。白いとてもシンプルな封筒だった。俺はすぐに手に取ると、中身を出して、文面を読んだ。


「なになに……放課後、体育館裏にて、待つぅう?」

は、はは、果たし状が、来た!

ゲイに寛大っていうか理解あるっているか、いやもうゲイのための学校みたいなここでも、俺と三条が付き合ってから、みんな俺にちょっと冷たいし…時たま、こんな手紙とか下駄箱に入っているんだよ。要するに、ゲイきもいよ、と思われているんじゃなくて、お前なんかが三条と付き合うなんておかしいんだ、つらを貸せっていう怒りがあるんだろうな…

俺はなれた手つきで手紙を鞄に直すと、何も見なかったことにした。どうせ行ったって、俺が辛い目に会うだけだし、名前も書いていない礼儀知れずに付き合うつもりもない。

よって俺は体育館裏に行かない!
はい結論。





「………ごめんね」









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