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「いや、その、変な意味で好きなだけで、いや、その、変な意味って言うのも変か…。あの、好きだから、何も悪いことしないですよ〜? 安心してこれからも友達でいてください」

俺はそろって手を出した。はじめて日常を求めた。
でも理季さんはその手をとってくれなかった。
やっぱり警戒させてしまったかな。

俺はただ貴方と居られたらいいし、それ以上何も望まないのに。


そりゃ、欲を言うと望むけども。


「好きだって、言った…馬鹿!」

「え?」


理季さんは俺の手をはたくと走り去ってしまった。
ただ理季さんが居なくなったそこにはいちごミルクが残っているだけだった。


「どうして?」


俺にはまだ彼がよくわからない。






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