A 遥か未来、君を呼んでいるから




俺の夢が、消えていく。

今は君といたいのに、君は「俺にかまわず、夢を叶えろ」というから。
どうしたらいいのか、わからなくなった。
本当の気持ちも言えず、俺は、昔の夢に走り出した。
だって、この夢は君と育んできたんだ。
今さら、壊したりできない。
でも、今の夢は、君と一緒にいることだったんだよ。
そんなこと、口が裂けても言えないけど。
遥か未来、君を呼んでいるから。
俺は、きっと、どんな道を歩んでも、絶対に、君の名前を呼んでいるだろう。
大好きなんだってさ。

さようなら…






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