帰り道。
俺はキョンに「遅くまでつきあわせて悪かったな」と言った。

ココロのどこかで、そんなことないよ、と言って欲しかったのかもしれない。


なのに、キョンは「別に」としか、言ってくれなかった。



少しばかり傷心した。


分かれ道が近付くにつれて、俺はこのままキョンを、どこかへ連れされたら、と
考えた。
ずっと、俺といてくれたら、いいのに、と。


嗚呼、どうして、

どうして、こうも永遠が欲しいのか。


俺はいつまでもこうしてお前といられるのどろうか。
彼女とかできたら、もう、こんな風にナンパには誘えないのだろうか?
ただ、口実がなくなるだけで、すむのだろうか?


わからない。


わからないのに、

わからないから、


永遠がほしい。


お前のとなりにいられる。



永遠がほしい。

永遠が…





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