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俺は昔からたいていのことはできました。
努力しなくてもできました。
できない人の気持ちがわかりませんでした。
俺は常に、人を見下し、馬鹿にしていました。
わからなかったからです。
「真島は、頑張ってるよな」
ある日、あなたがそう言ってくれた時、
俺は、何なんでしょうか。
とても胸の奥がじんとしたのがわかりました。
そうです。
俺は頑張ってなんかいませんでした。
なのに、あなたがそんなことを言いました。
でも、本当はどこかで頑張っていたのかもしれません。
何でもできるのが当り前に思われていて、俺にもそれなりにプライドとかなんだとか、たくさんあって。
だから、
だから…
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