こころから




逃げていても解決しないし、
もう、俺の心は決まっているんだし、
いいんじゃないのかな。
君といたいんだずっと。
不安になるだなんて、違う。

今、此処にある幸せに気がつかなければ、人生楽しくない。
楽しく生きていきたいじゃないか。

だから、決めたんだ。
どう思われてもいい。このままじゃ、いけない


「ただいま」

俺が自宅に帰ると、ケイが追い詰めたような顔をして、そこにいた。
俺は「楽しむことを学びなさい」と冗談めかして言った。

ケイはただ沈んだ顔をして、ごめんなさい、と言った。
俺は何の事だかわからずに「何が?」と聞いた。

すると、ケイはものすごい形相をして、俺に覆いかぶさってきた。



ただ一言。

「これくらいどってことない?」


と。





[*前] | [次#]
目次に戻る→


「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -