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「直太郎。ごめ…」

「今更、謝んな。馬鹿野郎」

痛い。痛い。
でも、それだけじゃなかった。

こんな初めてだ。

空しくならないなんて。


満たされたような錯覚に陥るなんて。


「泣きたくないから」

それ以上、言いわけするな。

俺、こう見えて、一途なんだ。



「反省してんなら、責任取れ」

ずっと、俺のこと好きでいてくれ。



いつの間にか、お前だけを見ていたなんて、言えないけど。





第四話 完結。











***


続きは第5話「そばにいるから」






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