10
「直太郎。ごめ…」
「今更、謝んな。馬鹿野郎」
痛い。痛い。
でも、それだけじゃなかった。
こんな初めてだ。
空しくならないなんて。
満たされたような錯覚に陥るなんて。
「泣きたくないから」
それ以上、言いわけするな。
俺、こう見えて、一途なんだ。
「反省してんなら、責任取れ」
ずっと、俺のこと好きでいてくれ。
いつの間にか、お前だけを見ていたなんて、言えないけど。
第四話 完結。
***
続きは
第5話「そばにいるから」
へ
[
*前
] | [次#]
目次に戻る→
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -