2
ケイは沈んでいる俺に、近づいてきて、
「する?」
と、一言、囁いた。
「いい。俺、ガキに興味ないし。そんな気分じゃない」
ごめんなさい。
と、心の中で、謝った。
誰に、
何を、
かは、わからないけど、
とてつもなく今までの行いを恥じてみた。
でも、俺さ、男だもの。
欲望はどこかへださないと、大切な君を困らせてしまうかもしれなくて。
俺は、小池をぐちゃぐちゃに犯したい。
そう思うと同時に、
どろどろになるくらいに大切にしたいと思っていたんだ。
だから、ぐちゃぐちゃになるくらい、
君に似た誰かを犯した。
その反面、君のことを大切にしてきた。
罰があたったんだ。
だってさ、こんなにも最低なことを繰り返してきたのだから、
あんなの見る羽目になったんだ。
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