絶頂を迎えた身体を横たえ、ナルトは浅く息を吐きながら愛の余韻に包まれていた。
情交で汗ばみ上気した肌とうっとりとしている蒼眸、唾液で濡れた唇が酸素を求めて動く仕種。
そのどれもが酷く色っぽくて。カカシは再び欲情を強いられた。
はくりはくりと小さく動くナルトの甘やかな唇が欲しくなって顔を寄せれば、熱っぽい掌がそれを阻止する。
「…もう1回シよ?ナァル」
進行を妨げる手を掴むとカカシは掌に、指先に、手の甲に、やんわりとした口付けを繰り返す。
優しいけれど行為の続きを促すような、誘うみたいなその口付けにナルトは困ったように眉根を寄せた。
「‥そんな何回も立て続けにされたら‥こっちの身体が持たねーってばよ…」
「まだ2回しかシてないじゃない。お前ならまだまだイケるでしょ?いつもなら『もっとシて』って言う癖に‥」
口付けしていた方の手を恋人繋ぎにし、カカシは手に施していた甘い口付けを今度はナルトの顔中にしだす。
「‥今日のせんせぇ激しいんだもん…少し休ませてってばぁ‥」
「ダァ〜メ 俺のもう勃っちゃってるし‥ね?」
色をたっぷりと含んだ色違いの眸にじっくり見詰められ、欲情をはっきりと表したモノを見せ付けられて、ナルトは己の想いとは裏腹にカカシの熱を求めて、身体中を熱くさせる。
「ア、ン‥硬いの押し付けんなってば‥せんせぇのスケベ///」
「そう言うお前のだって勃ってるじゃない…ホントはもっとシて欲しいんでしょ?ナァルト‥」
「アッ…ン、んあぁ…っ‥ダめってばぁ……んせぇ…」
「ダメ…なんかじゃないでしょ?こ〜んなに気持ち良さそうにしてるくせに…」
硬く張ってるモノ同士を摺り合うようにカカシが緩く腰を動かせば、ナルトからは甘ったるい嬌声が上がり、カカシの欲情を刺激する。
「ん〜‥可愛いねぇ。すっごく可愛いよナァルト…。そうやって一晩中、俺の腕ん中で啼いててよ…ね、」
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