雨の音が響き続ける。ニケの姿はもう見えない。誰も通らない静かな柱廊でただ立ち尽くす。頭の中をぐるぐるとまわるのは彼女の言葉だった。「…一人の、人間」(その意味が、私にはよく分からなかった) 6/6 ← * → 「#オリジナル」のBL小説を読むBL小説 BLove - ナノ -