ネタ | ナノ

140字創作No.6

高架下で彼を待つ。遠くの豆粒ほどの金色は謙也に違いない。にこにこしながらダッシュで走ってくる彼は犬みたいだ。やって来た彼に私は閉口一番、こう言った。「私、絶対死ねへん。死んでも謙也、忠犬みたいに待ち続けそうやん」「死ぬとか冗談でもいやや」ぎゅっと抱き締められて、私は金色を撫でた。

2012/11/21 06:15
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