ネタ | ナノ

140字創作No.2

「激ダサだぜ、待ってろ!」見上げると彼は急いで土手をかけ降りてきた。こんな必死の形相をした彼は記憶にない。私が落ち込んでいると勘違いしたらしい。悪いことをしてしまった。でも、いいか、と思い直す。この景色を見せてあげられるから。川面の小魚がひと群れ、朝日を弾きながら鱗を翻している。

2012/11/15 16:23
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