ネタ | ナノ

140字創作No.1

玄関にしゃがんで靴を履くと、若は「いくぞ」と右手を差し出してきた。手を繋ぐときらり、玄関の硝子から差し込む秋の光がペアリングに反射する。綺麗と思う間もなく若の手が指輪に被さり光は消える。しかし若が扉を開けると私たちは真っ白な光に包まれた。光を見つめる若の瞳は指輪よりずっと美しい。

2012/11/14 23:13
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