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常勝

 「常勝立海大」「常勝が掟」「負けは許されない」って言いますよね。立海レギュラーたちは。なんでこういう考えに至ったんだろう、とずっと疑問でした。今でも疑問です。(ファンブックに何か書いてありましたっけ?)

 テニプリ原作の段階で、立海は全国大会を二連覇しています。と、いうことは、三年前は立海は全国優勝はしておらず、少なくとも一回は負けていることになります。「常勝が伝統」と言えるほど「常勝」ではないということになります。
(まあ、そもそもスポーツはみんな相手に勝とうと思って挑むわけですし、勝とうと思って勝てるものでもないので、常勝が掟っていうのは根本的におかしいのですが。いいんだテニプリだから!笑)
 幸村たちが中学に上がってからは立海は負けていないはずなので、幸村たちにとっては青学戦は初めての負けです。でも、幸村たち3年生のたった一つ上の学年は負けることを知っている。
 部活をしていればどれだけ強くとも上級生には世話になりますし、世話にならずとも話をする機会はたくさんあるもんです。だからきっと、幸村たちの学年は負けを知っている学年を知っている。「頑張っても負けることはある」ということを知っている学年を、知っている。
 それなのに、なんで「負けは許されない」という考え方になったんでしょうね?

 負けて悔しかったからもう負けたくない、っていうのはわかるんですが、それにしても極端だし、負けたから真田のビンタというのはすごい。
 顧問がいない(いるけど機能していない?)せいで、思考が極端になってしまったんですかね……中学生ですし(ときどき忘れそうになる中学生設定)。

 こうやって自分たちに強固な枷をはめるようになった経緯が知りたい。何が影響したのか、中でどういう話し合いがなされたのか。「常勝」は幸村たちが作り出したのか、それとももともとそういう風潮があったのを幸村たちが体現しただけなのか。あれこれ想像するのも楽しいです。
 このあたりのいきさつは、そのうち書いてみたいなあと思っています。まだ何にも考えてませんけども。書くかどうかわかりませんけれども。


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