プロデューサー

ただ設定と大まかな流れだけふわっと浮かんだので。
近親相姦ありです。

天祥院 藍衣 (アイ)
英智の双子の妹。作曲科からプロデュース科に転科。
fineの作曲を担当している。
精神面が非常に弱い。舞台など出れば吐くし、めまいがしてたちくらみを起こす。
引っ込み思案で謙虚すぎる。体は健康。
だが強い意志を持てばとても強い。
精神面が弱いのは小さい頃から罵倒を受けてきたせい……かもしれない。英智はその事を知らないふりをしている。
英智のために死ねるのなら本望だと思っている。
中学卒業後、追い出されるように一人暮らしを始めた為、家事のスキルなどは高い。
家は渉の家の近く。
中学生時代1度だけ家出した時にレオと会っている。
英智は女として藍衣が好きだが、藍衣は嫌われていると感じていた。



書きたいところだけ書いていくスタイル!

この子が生まれなければあの子は。
何度も何度も、言われてきた言葉だ。私の兄は体が弱く、あと何年も生きられないと、そう教えられてきた。
両親に。祖父母に。使用人すべてに。
疎ましいという目を向けられた。罵倒された。
産まなければよかった、そう母が父にこぼしていたのを聞いてしまった時から、私は認められることを諦めた。
兄と私は似ていなかった。私の髪は兄のように美しいクリーム色ではない。ただ、お揃いのような空色の目は、私もお気に入りだった。素敵な兄は、私の自慢だった。
でも、兄は私を嫌っていたように思う。
遊びに来る私を家族と同じような疎ましい目で見られたことがある。その後笑顔でも、急に険しい顔をして物を投げられたこともある。
それはそうだ。もし私がいなかったら、もしかしたら彼は元気だったかもしれないから。
もし、の話なんてしてはいけないけれど。それでも。
わたしは、あにのためにしぬことをきめた。

「作曲、してるの?」
オレンジの髪の男の子は、おう!と返す。こんなところ……公園を五線譜にして彼は作曲をしていたのだと言う。
「お〜!!お前と話してたら霊感湧いてきた!!どいたどいた!」
ばっ、と五線譜に続きを書いていく。私には目もくれず、彼は曲を完成させていった。

あんず(プロデューサー)視点
「私は……藍衣。アイでいいよ。宜しくね、あんずちゃん」
そう穏やかに笑った藍衣さんは、どこか消えてしまいそうな雰囲気を持っていた。
「いこうか」
学院を少しだけ案内する、と歩き出した藍衣さんは、こちらをあまり見ていなかった。

「藍衣がお世話になったようだね」
ぞわり。トリックスターの皆と私は、言いようのない威圧感を感じた。
「トリックスター、では藍衣の歌は歌えない。そうだろう?fineなら藍衣の歌を歌わせてあげよう。どうかな?」
「……私はっ!!」
「藍衣、口答えを許したつもりは無いよ」
「私は!!じ、自分で……!決める!英智に、口出しされる覚えはない、!」
藍衣さんが生徒会室を飛び出す。
追いかけようとする役員を英智さんは止めた。
「大丈夫だよ。彼女はここに帰ってくるしかないんだからね」

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