PoLaRis達

初対面で畳み掛ける

「君が噂の転校生だな。初めまして、会えて嬉しい。うん、あんずちゃんだな。覚えたぞ!ありがとな。俺か?俺は衣更光星。ああ、君なら知ってるだろ?そうだな、真緒は俺の弟だ。あいつとはクラスが違うんだったか……そうか、仲良くしてやってくれてるみたいだな。……こっちが世話になりっぱなしだって?あーー真緒はそういうところあるからな……問題ないだろ!困ったことがあってtricksterに相談しにくかったら、俺に相談してくれてもいいからな?」

「んー?ああ、君が噂の転校生さん。初めまして、弟と光星から君のことは少しだけれど聞いてるよ。よろしくね。……んー?名前……あ、いってなかったね。僕は氷鷹七星、君のよく知るtricksterのリーダー、北斗は僕の弟だよ。僕の弟自慢、聞きたくないかい?……結構です?そうか……うん、また時間があるときにね。あ、そうだ。よく見てて……はい、あんずちゃんにあげる。手品が凄い?渉くんには全然適わないよ……でも、ありがとう。みんなの笑顔が老いぼれの僕の唯一の楽しみなんだ……♪」


本編中
DDD PoLaRis vs fine
「……もう君達が来てしまうなんてね。君達のパフォーマンスがここで見られなくなってしまうなんて、残念だよ。……PoLaRis」
「随分好き勝手言うんだな、fine。まるで俺達がやる前から負ける、と決まっているみたいな口ぶりだ」
「当たり前でしょ!僕達が最強なんだから!雑魚は引っ込んで……」
「坊っちゃま。……この方達は先程までのユニットとは違います。一筋縄ではいきませんね」
「そうだね。君たちに挑んだ彼らには申し訳ないけど……一緒のくくりにしないで欲しいかな。」
「……フフフ、その顔、ぞくぞくしてきますね七星!嬉しいですよ、あなたと戦えるのですから……☆」
「と言って仮面は外さないんだね?全力を出すまでもないって感じなのかな、渉くん?」
「おやおや……嫌いになりますか?」
「嫌いにはならないけど……少し、意地悪しちゃおうかな?フフ」
「七星。……集中してくれよ」
「……ねえ、光星。こういうのはどうだろう?負けた方が勝った方の願いを一つだけ聞く……もちろん、桃李と弓弦はなしで、僕達だけのつまらない約束さ。それで、少しは楽しめるだろう?」
「天祥院……相変わらずだな?いいだろう。七星、構わないか?」
「僕、願い事考えておくから。楽しみにしててね?」

「……ふうん、僅差で負けちゃったか〜。あーあ、もっと歌いたかったな〜!!」
「流石PoLaRis、随分削られたよ……やってくれたね……フフ、でもいい教訓になった」
「おぅ、泡を吹かせられそうでお前達に当たったかいがあったな!」
「フフフ……今度は互いに!全力で!ぶつかり合う日を楽しみにしていますよ……☆」


本編後


「fineがtricksterに負けたって噂がもちきりだけど、正直tricksterが勝てたのは会長さんが体力が無かったからだよねえ。」
「……七星はシビアだな?」
「うん?tricksterの実力がなかった訳では無いっていうのは前提だよ……?ただ幸運が積み重ならなければ勝利はありえなかったって話。」
「まあな。…七星は地味にfineに憧れてたもんな……」
「そうだねえ。でもそんなことでずうっと浮かれている連中じゃないでしょ、僕と光星の弟も、他の子も。」
「だな、そうなってたら俺達が叩きなおしゃいいだけだしな。」

英智と光星
敗者が勝者のお願い事を聞くという約束を3年ズでしていました。

「綺麗な花だね、光星。」
「英智……慣れないから天祥院に戻していいか……」
「フフ、駄目だよ。君は僕達に負けたんだからね。」
「願い事が可笑しいだろ……」
「そうかな?僕はずっと呼んでほしかったから嬉しいけれど。この花、君が植えてくれたんだろう?」
「あーー……趣味だからな。ついでだついで。」
「フフ、嬉しいね。アールグレイの紅茶を入れようと思うんだけど、飲んでいくかい?」
「……!まぁ、1杯なら……時間も今日は余裕があるし……」
「(かわいいなあ)」

渉と七星
「フフフ、七星!久しぶりですね、愛しい人よ!」
「あ、渉くん。久しぶりだねー部室で会うのは。教室では毎日会ってるけど。」
「今日は!あの時のお願い事を叶えていただきたくお呼びしたわけです副部長殿!」
「うん、たぶんそうかなって思ってたんだ。渉くんは急かさないから好きだよ。」
「なんと!貴方から愛の言葉をいただけるなんて!感激です……☆」
「うん、それで君は僕に何を望むの?」
「こちらを着て、演劇をしていただきたく!」
「あ、今度の演目?別にお願いじゃなくてもいいのに」
「いいえ、こちらは個人的な趣味です……☆演目ではありませんよ!」
「ええと、何何……『私はあなたを愛しています、だから私はあなたを殺すのよ』……わあ、ヤンデレってやつだ……」
「いいですよ七星!!それでこそ私が選んだ貴方です……☆」
「渉くん、こんな趣味があるの……?でも、僕も楽しくなってきちゃった……♪」


呼び方
※双方が恋人同士になっている模様

「ねぇ、ずっと思っていたことなのだけれど……」
「……?何、天祥院くん……」
「それだよ、どうして七星は僕を天祥院くんと呼ぶのかな?僕は七星、と呼んでいるのにね?」
「んーー?……なんでだろう、光星」
「…流れか?…もう定着してるからなあ……」
「まあ、僕と光星は恋人同士になったわけだけれど」
「ブッ!お前、なんでそれ言うんだ!」
「え?知ってたよ?渉くんから聞いた」
「私の名が呼ばれた気がしてやってまいりました……☆日々樹渉です!フフフ、私は英智から光星の惚気を聞かされておりますからね……☆ちなみに私と七星も恋人同士ですよ!」
「……だって」
「……知りたくなかった……」
「ね、PoLaRisとfineは近い関係になった訳だから、君たちも名前で呼ぶといい」
「理屈がわからない……!七星、俺がおかしいのか……?」
「……まあ名前で呼ぶくらいだったらいいんじゃないかなあ。ね?」
「それはそうだけどな……?」
「ふふ、決まりだね。」
「改めて!よろしくお願いしますね、光星」
「……分かった、渉!渉でいいんだな!よろしく渉!」
「僕も嬉しいよ、PoLaRisとfineの仲がいいとね。ね、七星」
「……ふふ、英智くんが楽しそうで何よりだよ。あ、それなら2人も名前で呼ぶべきなのかな?」
「気が向いたら呼んであげるといい、彼らも君たちが大好きだからね」

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