「うそ………」
「おねーさんだれ?早く言わないとかみころすよ」
心当たりバッチリあるんですけど。小さな身体に似合わない銀色ににぶく光るアレ。そうトンファーを構えながら鋭い眼光を私にぶつけてきた。
「ごめんなまえ、俺じゃあ無理だっ」
「え、説明なしで逃走?ちょ、そりゃないでしょ!?ま、待て逃げるな爽やかに走り去るなそこのダメダメやろぉおぉおぉおぉおぉおぉーっ」
ツナは逃げた。リボーンはニヤリと笑ってさりげなくツナの肩に座っていた。獄寺は「じゅ、十代目のお供を…」とか言いながら逃走。残った頼みの綱の山本くんを見つめたけど、笑いながらツナたちの後をものっそい(恐ろしすぎて'ものすごい'が言えなかった…)爽やかに追いかけていった。山本ぉおぉ、お前もか!……裏切りおったな。
「おねーさん、名前は」
「……なまえだよ、」
「あっそ」
な、なんなんだこの餓鬼…!む か つ く!!落ち着け…この子は子供だから、って……何歳なんだろう?
「恭弥くん、何歳?」
「は?」
みくだされました。
それからの事はよく覚えていない。大変すぎて。リボーンが何かやらかしたらしく、5分どころか1日中アレで、なまえは憔悴しきったそうでした。
(もういや…泣)