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中身が濃い昨日のせいか、だいぶ疲れが溜まっている。ね、眠い…。あたしは半覚醒のまま、ベッドから出た。足元には紙袋。ご丁寧にメモ付き、ザ、ピンク。
――おはようございます、昨日あなたの婚約者になったレギュラス・ブラックです。――
嗚呼、もう読みたくない。
――僭越ながら、僕が今日の貴女のコーディネーターです。朝の6時半に、大広間横の小部屋でお待ちしてます。来なかったり、遅れたら………………。――
なに、この手紙。文面で脅してるよ、ちょおい。…って、え?…………今、な・ん・じ…?
06:25
声にならない悲鳴をあげて、あたしは部屋を飛び出た。
ここから大広間まで全力疾走で5分。絶っっっ対に間に合わないとあたしの貞操が…っ!←
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