私はアレンたちが帰ってくるまで何をしてようかと考えていた。だって結構時間かかるよね?テキトーにぶらぶらしてると「シャオリー、」と千年公に呼ばれた。なーにーと近寄るとガシッと首を掴まれた。
「が、はっ…!」
「貴女にもチャンスをあげまショウvシャオリーは勿論戻ってきますヨネvv?」
「な、何言っ、て…の…私、たち……か、ぞく…」
そう苦しくて意識が朦朧としている中で答えると身体に浮遊感と衝撃が走った。
「ぐっ、」
「15番目は14番目にぴったり張り付いてましたからネェ…同じように我輩を裏切るかもしれませんカラ」
血が吹き出ている私を楽しそうに見つめる千年公。ティキが慌てて私に駆け寄ってきた。そっくりな、彼に。
「シャオリー!!大丈夫か!?」
「ね、……あ…う、ん」
私が発した言葉に少し安心したのか抱きかかえてくれた。私は思わず発しかけた愛していた人の名前に少なからず動揺していた。
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