私のだぁい好きなシャオリー。教団の人からはAKUMAにも人にも、血も涙もない女、"トゥーランドット"と影で呼ばれている。けれど本当はいい子だし、美人だし、強いわ。そして弱いのよね。私の短くなった髪を見て笑った。「うっとおしい髪がなくなったわね」コムイ兄さんはコムリンをけしかけようとしたけど私は笑って止めさせた。……本当はさっぱりして似合ってる、って意味でしょう?彼女は興味がないなら近寄ったり、ましてや話しかけてこないもの、だからそう言われた時は凄く、もの凄く嬉しかったな。彼女の本当の姿に気付いてるのは、私とアレン君と神田くらいでしょうね。ラビは……、分からないわ。嫌悪してるようで惹かれてるみたいな、でもそれを本人は気付いてないのよね。


「ねぇシャオリー、この後暇?お茶しない?」


「…………任務だから」


「そう、気をつけてね、いってらっしゃい!」
そう言うと口だけで笑って私の目の前から姿を消した。ねぇ!今の!見た!?あのシャオリーが笑ったのよ!しかも、私だけに向けて!頬が高揚して赤くなるのを感じた。小さくアイシテルと呟く私は彼女をアイシテイル。誰にも、渡さないわ。


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