水面のような人だった。


静かに降りたって波紋を起こし、皆に影響を与える人。目の前に急に現れたノアを見ながらふとなぜかシャオリーの事を考えていた。


「どうしたラビ!?」


「ノアのお出ましらしいさマリ」


「気を抜くでないぞラビ」


焦る俺らをニンマリと余裕そうに見てくる目の前のノアに思わずカッとなってしまった。


「お前は何者さ!」


「…第6使徒フィードラ」


「!?(第6使徒ということは…)」


ジジイは珍しく敵前なのに考え事をしている、焦る俺なんか眼中にないように奴―――フィードラは口を開いた。


「15番目…いやシャオリーはもう返さないから」


ブチッ。
ブックマンには何かが切れる音がした。


「だ、まれノア…っ!」


尋常でないくらいに殺気を放つラビに、目を見開いた。前からあの少女、シャオリーを気にしているのは知っていた。でもこれ程とは…。

フィードラに襲い掛かるラビを止めることが出来ずにいるブックマンだった。



フィードラの口調が
適当なオチ(;_;)

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